アメリカワインのむずかしさ……。


また2時ですよ。いったいなにをやってるんでしょうねえ。
きょうは、原稿のあいまに「神の雫」で登場するイタリア
ベストバイ・ワイン(3千円台)の検討会なんぞをやったために
ジリジリと時間が押して……また夜中です。
いかんですなあ〜、こうゆう生活。ア〜ア。


さて、とはいえ更新です。先日この欄で、アメリカ・ワイン
ガリアムス・カベルネ・ソーヴィニヨン
スプリング・マウンテン」
「が宅配で届いたことをチラリと書きました。

これ、じつはけっこう楽しみだったんですよ。だって値段も三千円台と安いし、
亜樹がかなり信用しているネットワインショップ「U」の店長が絶賛して
いたんです。
その絶賛コメントを信じて、かなり以前にここで買った「バッチオ・ディヴィーノ」
(サンジョべーゼ、プティ・シラーなどで構成されていました)という
イタリア風のアメ・ワインがかなりハイレベルだったので、こんども旨かろう、
とすぐさま買いました。
カベルネ主体のボルドー王道ワインをめざしてつくられたようだし、
ナパの「スプリング・マウンテン」でつくられた葡萄だ、というのも
興味をそそれました。スプリング・マウンテン、つまり「春山」ですが
ここらで採れた葡萄は、ナパ髄一という定評があるんですね。
それに、なんとなく、エチケットもいい感じだったんですよ。
←ナパの「春山」

で、少し休ませて、期待に胸ふくらませて飲んでみました。
うーーん……。
これはたしかに悪くはありません。黒い果実の味はたっぷりあるし、
黒コショウ、ナツメグ、カシスのアロマもある。カベルネらしい
奥行き感もある……。
でも、なんか甘いんですよ。
アメ物では、わりと好きなほうにはいる「オーボン・クリマ」を飲んだ
ときも感じましたが、熟成しきった葡萄の甘味なのか、果糖っぽい余分な
甘さが後味に残るんです。かなり鬱陶しい甘さです。汗をかいたときに
顔に髪の毛がはりついてとれない、あの鬱陶しいカンジにも似て……。

この余分な果糖っぽさがなかったら、アメ・ワインもかなり凄味がでて
くるんじゃないかと思ったりします。イタ・ワインにも大なり小なり
共通点があるのと同様に、アメ・ワインにも宿命的に類似点がある。
それを生かすも殺すも、結局は造り手次第、ということになるのでしょうか……。