イタリアVSフランス対決の「トリ」ワイン
夏休みボケというのでしょうか、仕事始めっていうのはどうも仕事をしたく
ないもんですねぇ……。
それでもって、仕事したくないと、地震のニュースみたり
たまった新聞よんだり、メールの返事書いたり、つまり仕事に関係ないことを
さんざっぱらやりつくして、「うっ、そろそろやんないとさすがにヤバイ」
てな土俵際に追い込まれてやっと重たい腰をあげるんですねぇ。
サラリーマンのみなさんなんか、どおです?
あの仙台の地震で新幹線に閉じ込められて結局駅まで歩いた人なんか、
翌日の仕事始めがめちゃめちゃキツかったでしょうねえ。やりたくねえ〜、
もっかい休ませろ!みたいな感じだったんじゃないっすかねえ。
……と、また関係ないこと書いてますね。すいません。
さて今週の週刊モーニング「神の雫」」、とうとう伊仏安ワイン対決のフィナーレです。
ご覧になっていただけましたか?
対決の「トリ」に登場したワインが
「ボイド・カントナック」01年(人によってはボワ・カントナックとフランス読みしますが同じものです)だと予想
してた方も多かったかもしれませんね。仄聞するに、インポーターの方やワイン
ショップの方などは、「ひょっとして……」と思われていたそうです。
このワイン、今となっては市場にあまり残っていないかもしれませんが、
もしも手に入ったら、ぜひお試しあれ。原稿を書く前に、スタッフとともに
なんども試飲して「やっぱりうまい!これでいこう!」と確信した一品です
ので、亜樹も自信を持っています。
なにしろ、某飲み仲間のソムリエが遊びでやったブラインド・テイスティングで
五大シャトーとまちがえたくらいですから。
……がっ!「負け」を喫したイタリアワイン
「ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ・ロッジオ・デル・フィラーレ」も、相当いいです。
3000円ポッキリだなんて、信じられないですよ。
亜樹はこれ、岡崎市のネットワインショップ「U」で00年と01年を大量に購入して、
ちびちびと飲んだり、人に飲ませてみたりして、幅広く楽しんでいるのです。
え?「人に飲ませるのは勿体ない」って?
まあねえ。でもワインって、ひとりで飲むものじゃないでしょう?
それにね、面白いんですよ。
たとえばこの「ロッジオ」や「ボイ・カン01年」を飲んだ人は、
かなりビックリします。だって、重厚感と複雑さに富んでいて、
どう考えても、味わいは高級ワインのそれだから。
相手が「ウメ〜」って顔をしているところで、亜樹はすかさず問いかけます。
「ところでさ、このワイン、いくらだと思う?」
「ウーン? そうだな〜〜。7000円!」
「ブーッ!わかってないねえ、キミ」
「じゃあ……やっぱ1万円か!」
ねえ?面白いでしょう?
こうして人に飲ませて亜樹はサディスティックな喜び
をちょっとだけ感じたりしているんです。
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