12月になっちゃいました……。


またさぼってました、更新を。
すいません・・・。
ちょいと仕事が忙しく、それにビッグな?ワイン会もあったりして、
書こうと思ったらうたた寝しちゃったとか、酔っぱらって寝てたとか
ずるずる&のびのびしていました。お許しください。


さて、久々に「ビッグなワイン会」その1のレポートをします。
亜樹ブログを愛読してくださっている皆様にはお馴染みの
フランスの「笑うせぇるすまん」、ムッシュ・スドウの
登場でございます。

0081009478630……なんてカンジの
例によって違和感ただよう着信番号のコールがあったのは
10月のことでした。
もしや・・・)と出ると、やはりおフランスからの電話。
鬼才ワインジャーナリスト、ムッシュ・スドウ
いつになく弾んだ声がとどきます。



ムッシュ「はぁ〜〜い、亜樹さん。スドウですぅ。飲んでますかぁ?」
亜樹「ええ……飲んでます」←ちなみにいつもの反応
ムッシュ「あのねぇ、11月末ににすご〜いワイン会やるんですよぉ。
よかったらどうかなと思って。亜樹さんにだまってこれ飲むと
あとでうるさそうだし」
亜樹「11月末かあ……忙しい時だなあ。飲んでるヒマあるかな。
でも一応、何のむか聞いておこうかな……何です、こんどは」
ムッシュ「ロマネ・コンチです」

亜樹「……」
ムッシュ「でも忙しいんだったら無理に……」
亜樹「いえ、忙しくなくなりました。たった今」

というやりとりを経て、11月27日、「神の雫」御用達の
フレンチ・レストラン「パリジェンヌ」さんに個室をとっていただき、
ロマネ・コンチ72 年を(と、ムッシュはそう発音します)を
のむ会をやることに・・・。むろんその他のワインも9本ありまして、それぞれ
面白いワインなんですが、やはり目玉はロマネ・コンチ、ということで。



ちなみに今回はモノがモノだけに、いつもより会費がお高くて
家を売ってもワインを買う心構えの亜樹も「あら、お高い」とちょっと
思ってしまいました。そうですね、ま、都下のワンルームマンションの
家賃くらいでしょうか
。それでも、ムッシュがワイン会の告知をした
とたん、あっと言う間に定員が埋まってしまったそうです



そして当日・・・。
所用があって、亜樹はちょいと遅刻して到着しました。
するとやはり! 例によって、会場には何度か顔を合わせたこと
のあるワインのサムライたちが、「われこそはロマネ・コンチの
味わいを、誰よりも鋭く表現してみせる……!」と目をギラつかせて
座っています。ちなみに彼らのうちの何人かは、当然のように地方都市から
この会のために駆けつけてきています。
ちなみに、当日のワイン・セレクトを特別にお教えしましょう。


①ロリィ ガスマン
ゲヴルツトラミネール アルザスセック83
②ポール・ペルノ
ビアンヴニュバタールモンラッシェ73
③ロマネコンティ72
④クロードデュガ
ブルゴーニュルージュ02
⑤フィリップバカレ
コルナス02
⑥メゾン・ルロワ
オーコートドニュイ ルージュ95
⑦シャトーシモーヌ(パレットAOC)86
⑧クロワドラヴリ96
⑨ペゴー
シャトーヌフドパプ キュヴェダカーポ98
⑩カレマ
ヴィンテージポート70


このなかのいくつかは、読者も「覚えがあるな」という感じだと思います。
味をなんとなく想像できるものもあるでしょう。
亜樹も④とか⑤とか⑥とかは何度も飲んだことがあるし、⑨はフランスから
持ってかえって飲み、あまりの甘美さにぶっとんだワインでした。
②のペルノは、73年はさすがに初めてです。シモーヌはエチケットはすぐに
思い浮かびますが、まだ飲んだことのないワインです。
そして、ロマネ・コンティはまだこれまで4ビンテージしか飲んだことが
ない・・当然、72年は初めてです

「さあ、注ぎますよォ〜?でも、がっつかないでくださいね。
年取ってるワインですから、ちょっとずつ起こしてあげないと
ダメなんですよォ」と、ムッシュ
亜樹の目の前のブル・グラスに、煉瓦色を帯びたバーガンディの液体が
丁寧に注がれました……ゴクリ。



ワインのサムライたちも、あたかも真剣白刃取りに挑むかのように
カタズをのんで、ワインを注ぐムッシュの手元を見つめています。
う〜ん、どうなんでしょうロマネ・コンチ72!
美味いには決まっているが、複雑さは?成熟度は?香りは?

てなことで前編終わり。明日もしくは明後日に後編を書きます。お楽しみに。


4巻発売しますた。絶好調です。あなたはまだ?

神の雫(4) (モーニング KC)

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