白対決はマルゴーに軍配

まずはマルゴー白から。
おおっ、こりゃ素晴らしい。蜂蜜、梨、ふんわりと甘酸っぱい香りの白い花……。
マルゴー村の優雅なテイストをちゃんと備えている上品な、
あたかも貴婦人のようなワインです。5つ星満点で採点するなら★★★★です。

続いて、ムートン白。
ムートンの立役者バロン・フィリップ氏が白ワインをつくりたいという情熱をもって
91年に初リリースしたという、まだ歴史の浅い、新星白ワインであります。利いてみると……。
柑橘系のさっぱりした香り。微妙にスモーキーさが感じられます。
マルゴー白より、ちょっとドライな味わいで男性的な白です。
5つ星で採点するなら……うう〜〜ん、悩ましい。
でも、ワインって嗜好品なんだし、独断と偏見で★つけちゃいましょう。
これは、亜樹の好みでいうと★★★……かな?
マルゴーの気品と優雅さが、ちょっと抜きんでていた、です。



ワイン会の参加者も、おおむね似たような意見で
マルゴー白のほうをお気に召したかたが多かった。
かくて第一ラウンド白対決はマルゴーに軍配
があがったのであります。

<続く>

神の雫(1) (モーニング KC)

神の雫(1) (モーニング KC)

ムートン・マルゴー対決 その2

暑い!
あまりの暑さにバテバテで、更新をまたさぼっています。
パソコンからはメカ熱というのか、モワ〜と熱気が漂ってて
キーボード打っていると汗がダラ〜リダラダラと
ガマの油のようにしたたりおちてきます……。うう〜〜。


エー、いいわけはさておき懸案のムートンVSマルゴーです。
参加者がそれぞれ持参したムートン、そしてマルゴー、
その他の話題提供ワイン、あわせて15本!!
とりあえず、、亜樹と店のソムリエさんとで手分けしてまずは片っ端から抜栓です。
コルクの状態はどれもグー。劣化ワインはないようです。ほっ。

まずは白ということで、亜樹持参のキスラー01年を利きます。
シャルドネ100%のキスラーは、お気に入りの白のひとつで、
やや強めの、独特の甘く切ない芳香をもつ個性的なワイン。
非常にいい状態で、まだよっぱらっていないこともあって、美味です。
(よっぱらうと、味の記憶がとんじゃうんですよねえ……)


さてマルゴーVSムートン 第一ラウンドは「白対決」
青コーナーは「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」01。いわずとしれた
シャトー・マルゴーの白ワイン。ソーヴィニヨン・ブラン100%で、
毎年、最優秀ボルドー辛口白ワインに選ばれる優等生ワインです。
なんでもピカソヘミングウェイも愛飲していたそうな……
(ホントかどうかは、知りません。伝聞ですから)
かたや赤コーナーは、ムートンのつくる白「エール・ダルジャン」01
このワインは、ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン34%、ミュスカデ14%から
つくられていて、マルゴー白とは根本的に設計の違うワインです。
ちなみに「エール・ダルジャン」とは「銀の翼」という意味で、
ラベルにもアルファベットの「A」があしらわれています。
さすがムートン、やることがオシャレというか、アートですね。

エール・ダルジャン01です