83年オーゾンヌ&シュバルブランを利く!


いわずとしれたボルドー右岸サンテミリオンの偉大なる第一特別級(プルミエ・グラン・クリュ)
2大巨頭といって差し支えないでしょう。

なぜそんなとてつもないシロモノを水平ってな話になったのかは、ここでは書けません。
でも、ともかく飲みました!

↓これです。久々にエチケット剥がしてもらっちゃいました!

いや〜、素晴らしい。
まず83オーゾンヌ。開けてすぐに軽くグラスに注いだところ、まだ閉じた様子。
さっそくデキャンタージュ。
開きました! ほどなく開いたその香り、その果実味、その複雑さ、すべてが天国のよう。ミディアムボディの透明感のある赤い液体は、まるでブルゴーニュのように優しく、そしてたおやか。女性的なワインです。特徴的なイチジクのアロマは、その場にいた全員が感じ取ることができるほどはっきりとしていました。
そして、調子付いて83シュバルブラン
当然のように閉じていたので、即デキャンタに。
オーゾンヌよりは頑固で、なかなか開いてきません。でも30分でドカン。香りと果実味が爆弾のように襲ってきます。
素晴らしい。いや、本当に言葉に尽くせない魅力的なワインです。セクシーです。色っぽいです。アフターは永遠につづくようです。クリーミーです。ええ、まさにあのカベルネ・フランの生クリームっぽさが、ずいぶんと優しく柔らかくなったものの、奥にちゃんと控えていました。


このあたりのワインはいずれ『神の雫』でも登場するでしょうから、ここではあまりこったインプレッションは書かないでおきますが、いや〜……ほんと、幸せな一夜だったなぁ……。

神の雫(3) (モーニング KC)

神の雫(3) (モーニング KC)

神の雫(2) (モーニング KC)

神の雫(2) (モーニング KC)

神の雫(1) (モーニング KC)

神の雫(1) (モーニング KC)